低温化での保温性と操作性が飛躍的に向上した〈G5〉の進化版〈G5 EVO 〉
RECOMMEND ITEM : G5 EVO
MOUNTAIN
- はじめに
- HIGH MOUNTAIN シリーズ
- そもそも「冬用登山靴」って何?
- 〈G5〉からの進化ポイント1:「爪先周辺の保温性向上」
- 〈G5〉からの進化ポイント2:「Boaダイヤルのゲイター外付け」
- 〈G5〉からの進化ポイント3:「Boaワイヤーのファスナー噛み込みを防ぐカバー」
- その他の機能
- おわりに
はじめに
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。ここ福島県の安達太良山域では、連峰の稜線付近の紅葉は終わり、現在山麓の温泉街周辺が見頃を迎えています。標高の高い場所ではすでに何度か雪も降りました。「今年の冬は寒くなる」ということも聞こえてきていますが、例年よりも2週間くらい早く紅葉のピークを迎え、また本格的な積雪も見られましたので、今年こそは雪が多い冬になるのでしょうか。ここ数年間、安達太良周辺のスキー場は雪不足で営業期間が短くなってしまっているので、冬のマウンテンスポーツのことを考えると、以前のような積雪量に戻ってくれないかな、、と思うばかりです。
先日、その紅葉がまだ残る安達太良山で、LA SPORTIVAアンバサダー/国際山岳ガイドの石坂博文さんと、クライミングシューズの新製品〈TC PRO(TCプロ)〉を実際のクライミングフィールドでテストしてきました。旧製品からモデル名が変わっていないので、ややこしいですが、〈(旧)TC PRO〉と比べると、足入れした時の感触含め色々と違いがありました。
その時のレポートを含め、次回以降のFOR OUR MOUNTAINにて、新〈TC PRO〉をご紹介する予定です。新・旧の〈TC PRO〉を使用している石坂さん曰く「これは良くなったね!」ということでしたので、ブログを待ちきれない方はこちらをご参照いただき、ご検討ください。
HIGH MOUNTAIN シリーズ
今回のFOR OUR MOUNTAINでは、スポルティバのMOUNTAINカテゴリーの中でも、最もテクニカルで高所での活動をサポートする登山靴「HIGH MOUNTAINシリーズ」より〈G5 EVO (ガッシャブルム5 EVO)〉をご紹介します。スポルティバの製品には商品名の後に”EVO”とついているものが見られますが、これは英単語のEvolutionの略で、その単語の意味通り「進化」を意味します。
「進化」と言うからには、その基盤となった製品があり、それが”EVO”を抜いた〈G5 (ガッシャブルム5 )〉。国内の厳冬期登山や4000m級の海外の冬季登山など、アイゼンを装着し長時間活動を行うためのアルパインブーツとして使用されています。また、アイスクライミング用として購入される方も多く、氷瀑へのアプローチから登攀までこの1足でこなすことが可能です。
その〈G5〉をベースにアップデートしたのが、今回の〈G5 EVO〉。これまで、いくつもの”EVO”製品に触れてきましたが、今回の“EVO”は、その中でも最も分かりやすく、そして実用的にステップアップした製品のように感じます。自身もこれまで冬山や冬季のアラスカなど超低温環境で〈G5〉を使用してきましたが、そのような現場レベルで「ここを修正して欲しいな」という箇所が何箇所かありましたが、そのポイントは全て改良されていました。
また、ここまでこの記事を読んで「厳冬期や高所の冬山登山はしないからHIGH MOUNTAIN シリーズは自分のレベルじゃないな」、と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、「今シーズンから冬用登山靴を買って雪山デビューしてみたいな!」という方にも、この〈G5 EVO〉はオススメです。冬靴は値段も高価なので気軽に何足も購入するものではないため、お買い求めの際にも色々とお悩みになるかと思います。雪山は夏に比べて行く頻度も低く、雪上の歩行で更にアイゼンやスノーシューを使う機会も多いので、アウトソールもあまり減らないため、メンテナンスを怠らなければ何シーズンも使用することができるのも冬用登山靴です。
〈G5 EVO〉も税込で約10万円もするため、初めて冬用登山靴を購入する方には「高いな!」と感じるかもしれませんが、これから実際のフィールドに出た時に「やっぱり〈G5 EVO〉にしておけばよかったかな...」という後悔をさせないために、これまでの〈G5〉と何が違うのか、そして〈G5〉を知らない方にも、何故〈G5 EVO〉をオススメしているのかを、この後の章で解説していきたいと思います。
なお〈G5 EVO〉をWEBサイトで見ていると、外観デザインが似ている〈G2 EVO(ガッシャブルム5 EVO)〉も目に入ってくると思いますが、〈G5 EVO〉が国内の厳冬期、アイスクライミングから海外の冬季の4000m級まで対応することを想定しているのに対し、〈G2 EVO〉は6000〜7000m級の高所登山を想定した作りになっていて、保温性能がより高い仕様になっています。
そもそも「冬用登山靴」って何?
登山靴を対応シーズンで大きく分けると、「3シーズン用」と「冬用」に分かれます。冬用登山靴は「冬靴」という言い方もしますが、その他の春・夏・秋と区別するのは理由があります。1つは「寒さ」。風や外気温による寒さは想像がつきやすいかもしれませんが、それに加えて地面に接している靴は、地面からの冷えの影響も受けます。雪の上ではアイゼンを装着する場面もありますが、熱伝導率が高い金属を通してアウトソールからの冷えも増幅されます。そのため「冬用」と呼ばれる登山靴には、外気から足を守るための断熱効果のある素材がアッパーに仕込まれています。
もう1つ挙げるとすれば「雪」。雪の斜面を歩く時に多用するキックステップ(爪先を雪面に刺すようにステップを切る)を行うには、それなりのソールの硬さと足首まわりの剛性が必要です。それはアイゼンを装着して歩く際にも同じことが言えます。柔らかいソールでは、いくら強い力で蹴り込んだとしても、ソールがグニャッと反ってしまい力が逃げてしまいます。また、ソール形状が歩行の度に変形してしまってはアイゼンも緩んでしまい、もし雪氷の斜面でアイゼンが外れるようなことがあれば滑落の要因ともなりかねません。
アイゼンでの歩行のしやすさだけでなく、装着のしやすさも重要です。最近の本格的な冬用登山靴には、爪先と踵の双方に樹脂のコバがついていて、ワンタッチアイゼンが装着できます。グローブをしたままの作業が多くなる冬山では、アイゼンの装着や取り外しの場面においても、操作が簡単であることが求められます。また、アイゼンを装着することを前提にデザインされたモデルは、アイゼンの爪先側のセットパーツやベルトが足の甲に食い込まないよう、アッパーの硬さやランドラバーによる保護がなされています。
〈G5〉からの進化ポイント1:「爪先周辺の保温性向上」
〈G5〉から〈G5 EVO〉への進化ポイントとして最も分かりやすいのが、爪先部分のアッパー内部に採用された「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™(ゴアテックス インフィニアム™ サーミアム™)テクノロジー」です。「GORE-TEX」という言葉だけ聞くと、レインウエアなどにも採用されている防水プロテクション機能を思い浮かべる人が多いと思いますが、それとは少し異なったコンセプトで開発されたゴアテックスの製品ラインが存在します。それが、防水性よりも快適性とパフォーマンスを重視して開発された「GORE-TEX INFINIUM™」のシリーズ。
その中でも、今回の〈G5 EVO〉に採用されたているのは、「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」という、優れた“保温性”を発揮するゴアテックス社のプロダクトシリーズです。2018年より冬用のカジュアルシューズにおいてその「THERMIUM™」素材が採用されはじめましたが、登山靴への適用は今回の〈G5 EVO〉が初のケースとなります。ちなみに「GORE-TEX INFINIUM™」プロダクトの中で、すでにお世話になっている可能性があるのが「GORE-TEX INFINIUM™ WINDSTOPPER®」。こちらは「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」シリーズの中でも“防風性”を重視したプロダクトで、グローブやウィンドシェルなどにも採用されています。
〈G5 EVO〉における「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」について、もう少し詳しくみていきましょう。素材の特徴を言葉にすると「屋外において優れた保温性を発揮し、屋内では熱がこもりにくい“超薄型”の断熱材」。〈G5 EVO〉の爪先部分を覆うように採用されていて、インナーシューズと外皮のアッパー素材との間、そしてアウトソールとの間に挿入されています。“超薄型”のため、爪先周辺のシューズのボリュームが大幅に増したり、重量が重くなってバランスが悪くなったりということもありません。
この技術により解決しようとしている課題が、冬山登山における爪先の冷え。身体の末端からの冷えは深部体温の低下にも影響するため、低体温症やパフォーマンス低下、そして凍傷を防ぐためにも、手厚くケアする必要があります。ひと口に爪先の冷えと言っても、その原因は様々です。
- ソール(アイゼンを含む)やアッパーを通して伝わる地面からの冷え。
- 寒さを感じた脳が抹消血管を収縮させて血流を抑制し、身体の中心部に血液を集中させようとする生理現象による冷え。
- アイゼンのベルトの締め過ぎや、ソックスの重ね履きによる靴の中での血流圧迫による冷え。
- 保温性の高い登山靴の中で、自らの汗により蒸れてソックスの吸汗速乾性が追いつかないことによる濡れによる冷え
などがあり、熱がこもりにくく保温性に優れた「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™テクノロジー」による保温性は、上記で挙げた冬山での爪先問題の解決に少なからず寄与しています。
〈G5 EVO〉はこの「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」に加えて、ミッドソールに組み込まれた3mm厚の断熱カーボンプレートにより足裏からの冷え、特に爪先部分の冷えに対する快適性を格段に高めることができました。シューズ自体を厚く、重くしていけば、技術的・物理的に断熱性能を高めていくことは可能ですが、前モデルよりも更に軽く仕上げてきていることからも、LA SPORTIVA開発チームの妥協なき情熱が感じられます。
〈G5〉からの進化ポイント2:「Boaダイヤルのゲイター外付け」
ダイヤルを回転することにより従来の靴紐の代替機能を果たす「Boaフィットシステム」は〈G5〉にも採用されていましたが、〈G5 EVO〉の進化ポイントは、そのダイヤルがゲイターの外側に取り付けられたことです。それがゲイターの内側に配置されていた〈G5〉では、足の締め付けを変える操作を行う度にファスナーの上げ下ろし作業が必要でしたが、今回の変更によりそのアクションを省略することができるようになりました。
足先の締め付けにより血流が悪くなることが冷えの原因になり得ることを前章の最後に書きましたが、Boaダイヤルの外付けにより、これまで以上に積極的に締めたりゆるめたりの操作を行うようになるでしょう。低温下の環境ではグローブもしているため、全ての作業において素手よりも精密な操作は難しく、紐からBoaになっただけでその大幅なスピード化が図られましたが、今回の変更によって片足30秒弱さらに時間短縮することができるようになりました。
30秒くらいと思うかもしれませんが、零下の環境においてはその何秒かで足の冷えの要因になったり、荒天時には雪などがゲイター内に侵入し濡れることもあるかもしれません。また、寒い冬山の環境下においては「面倒くさい」と脳にインプットされてしまった作業は、そのアクションを行うことを極力排除されてしまうようになるので、ゲイターの内部にダイヤルがあった〈G5〉では、少し締め付けをゆるめたいなと感じたとしても、それに対するアクションを先送りしてしまうこともありました。
アイスクライミングや厳冬期登山で、今後〈G5 EVO〉を履いてみたいなという方もいらっしゃると思いますが、そんなに強い締め付けが必要ない緩斜面のアプローチではゆるめておいて、急斜面に差し掛かかる際には締めて、そして休憩時には開放、そしてアイスクライミング時にも、登攀とビレイで締めたりゆるめたりと、Boaの特製を積極的に活用することができます。「Boaが外付けだと雪がついたり凍ったりしないかな?」と心配になるかもしれませんが、その取り付け位置はハードシェルパンツの裾よりも上になるので、その心配はありません。逆に「シェルの裾が歩行の度に引っ掛かって歩きにくいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、真横よりも少し斜め後ろの絶妙な位置にダイヤルが配置されているので、長時間歩行していてもその心配も感じられませんでした。
なお〈G5 EVO〉に採用されているBoaダイヤルは「M3」。グローブを着用したままでの操作や過酷な環境下での使用も考慮されて開発された製品です。1:1のギア比により直感的で微細な締め付け操作が可能です。大きなダイヤルを使用し、外周部はエラストマー素材で覆いグリップ性を高めた仕様になっています。ワイヤー(レース)は、耐久性が高い「SS2」を採用。厳しい摩耗に耐えられるように設計されたステンレス製で、Boa社のランアップの中で最も耐久性のある製品を採用しています。
〈G5〉からの進化ポイント3:「Boaワイヤーのファスナー噛み込みを防ぐカバー」
〈G5〉ユーザーの方々は皆思っていたのではないかと思われるBoaワイヤーとゲイターを開け閉めするファスナーとの干渉が〈G5 EVO〉では解決されています。シューズの脱ぎ履きの際にゆるめたBoaワイヤーの余丁が、ファスナーのスライダー部分に噛み込み、それを寒い中で外そうとするとグローブも脱がなければいけないといった場面が度々発生するのですが、今回ファスナーとBoaワイヤーの間にファブリックのカバーがついたため、そのストレスは排除されました。
ファスナーの仕様も〈G5 EVO〉では止水ファスナーにアップグレードされ、ゲイター内部についた雪などによる水の侵入に対する防水性が高まっています。ファスナー仕様の変更により開け閉めに関しても〈G5〉に比べてスムースになりました。またファスナーをカバーするベルクロ部分も触れた感触が明らかに違うくらい薄型化されたことにより、ベルクロ部分の波打ちも減って密着度が高まったため、この点においても雪の侵入を防いでくれています。そのほかにもベルクロ部の薄型化によりアッパーの凸部が減り、アイゼン装着時にベルトを締めた時のフィット感も高まりました。
ベルクロ部分の薄型化はゲイターだけではなく、インナーブーツの足首部分の締め付けベルトも同仕様に変更されています。薄くなったことによって、ゲイターを開閉する際にファスナーのスライダーと干渉して引っ掛かるということも少なくなりました。機能性も考慮して強度に関係ない部分は全体的に薄型化されていることによって、「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」を追加しているにもかかわらず、〈G5〉855g /〈G5 EVO〉850g(1/2ペア)と、軽量化まで図られています。
その他の機能
〈G5〉と〈G5 EVO〉を並べて見ていただくと分かりますが、〈G5 EVO〉の表皮にあたるゲイター部には縫製による縫い目が一切見当たりません。〈G5〉はゲイターの各パーツを重ね合わせて縫製によりつないでいましたが、〈G5 EVO〉では超音波接合により各パーツをつなぎ合わせ、その接合部を裏面より特殊なテープで目止めすることによって、ゲイター表層の凸凹を無くしました。遠目に見ると分からないかもしれませんが、双方を手にとって見ると大きく異なるポイントです。
ゲイターの最上端、ジッパースライダーの格納部には〈G5〉には無かったベルクロストラップが追加されました。加えて、その外周には調整可能なドローコードも追加され、雪や氷の侵入を防ぐ役割を果たします。ドローコードは、先端の樹脂パーツを引っ張るだけで締まり、ゆるめる時は赤いグロメットの上部(内部に入っているので表からは見えません)の開放ボタンをプッシュします。
ソールとゲイターのつなぎ目の外周を覆っているランドラバー(黄色い部分)には、超軽量で耐摩耗性に優れたPU TechLite™が使われています。〈G5〉と比べると爪先部分のカバー範囲が大きくなり、ワンタッチ・セミワンタッチアイゼンの爪先側の固定具(トーベイル)が接触する部分をより広く保護しています。
アウトソールに関しては、ラグパターンやVibramソールの採用を含め〈G5〉からの変更はありません。ソールの接地部分を斜めにすることで衝撃吸収性とトラクション力、ブレーキ性能を発揮する「IMPACT BRAKE SYSTEM」も搭載されています。変更点と言うほどでもありませんが、1点挙げるとすれば、アウトソールの全体長が〈G5〉に比べて同サイズ比で5mm弱長くなっています。これは「GORE-TEX INFINIUM™ THERMIUM™」の封入含めインサレーションによる保温効果を高めた結果によるものです。そのため、これまで〈G5〉につけていたアイゼンをそのまま〈G5 EVO〉に装着しようとするとキツく感じる可能性があるため、念のため触れておきます(アイゼン側でのサイズ調整をお願いします)。
おわりに
LA SPORTIVAのYouTubeサイトに〈G5 EVO〉に関する動画が掲載されていましたので、ここにも掲載しておきます。
冬用の登山靴を探していて、このFOR OURMOUNTAINの記事にたどり着いた方は、ネパールシリーズの冬用登山靴もご覧になられているかと思います。ネパールシリーズの立体整形されたレザーアッパーは特に踵周辺のフィット感もよく保温性も高いので、雪山登山をはじめてみたいという方には安心してオススメできるシューズです。足首までしっかりとホールドされているので、重い荷物を背負っていても足元の安定感に関しては申し分ありません。
それに比べて〈G5 EVO〉は、今回のアップデートによりとても使いやすいシューズにアップデートされたこともあり、軽快に雪山を楽しみたいという方や、近い将来アイスクライミングにも挑戦してみたいという方にはオススメのモデルです。あとは、これから雪山をはじめる方にも。はじめは数日かけての縦走はしないと思いますので、日帰り前提の荷物(30-40L)であれば、まだ雪山を歩く脚に自信のない方でも〈G5 EVO〉でも問題ありません。
ネパールシリーズと比べると100〜200g軽いので足捌きもしやすく、はじめに〈G5 EVO〉を履いてしまうと、ネパールシリーズには戻れなくなってしまいます。ダブルシェルブーツの断熱機能と、シングルシェルブーツの軽量でフィット感が高い良いところを組み合わせた冬用アルパインブーツ。購入価格は他の冬用ブーツと比べて数万円高くなってしまいますが、Boaフィットシステムを使った快適で簡単なレーシングシステム含め、その価格差を埋め合わせるだけの「これにしておいて良かった」を、雪の中で感じてもらえる仕上がりになっています。是非ご検討ください!
[ 次回予告 ]
次回のFOR OUR MOUNTAIN vol.13では、クライミングシューズより〈THEORY〉をご紹介いたします。現代のスポーツクライミングに対応した高機能コンペティションモデルとして開発されました。動物のしなやかで力強い足を研究して生まれたグリップ力と足裏感覚が特長のインドア向けシューズです。